第18回日本トラウマティック・ストレス学会サテライトセミナー(大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター共催)
2019年05月13日(月)追加情報
- 開催日程
- 2019年6月14日(金)14:00~17:00
- 会場
- 大阪教育大学天王寺キャンパス西館ホール
- テーマ
- 教員による子どものトラウマケア~教員は、子どもの心の傷にどう寄り添ったらよいのか~
- 備考
トラウマとなる体験は、災害、事件・事故だけでなく、虐待、いじめ、暴力のほか、家族の死別や別離など様々な喪失体験です。アメリカで行われた逆境的小児期体験の免疫学調査から、家庭内の様々なトラウマとなりうる体験が将来の精神的な問題だけでなく、身体的な病気、経済・社会的な問題にまで及びことがわかってきています。
このように様々な心の傷を抱えている子ども達が学校には在籍し、その背景について分かっている場合もあれば、そうでない場合も多くあるようです。
学校では、そのトラウマを把握しようと努めるよりは、そのような子ども達もいるという認識をもって対応(トラウマインフォームドな対応)する必要があります。トラウマとなる体験をした子ども達には、しばしば様々な不適応行動(問題行動、身体症状、いじめ、不登校など)がみられます。
このセミナーではトラウマインフォームドな対応を心掛けて実践されている3人の先生方に報告していただきます。
1. 教員が子どもの心のケア(トラウマケア)の視点を持つ必要性とは
大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター・准教授 岩切昌宏
2. 自殺後のポストベンション~教員が自殺後に行う心のケア~
明石市立野々池中学校・養護教諭 赤澤真旗子
3. 問題行動をよく起こす子どもに対する生徒指導のあり方~生徒指導と心のケア~
尼崎市立大成中学校・生徒指導主事 川西 勝
4. 全ての子どもにとって居心地の良いクラス作り~クラスの中での心のケア~
大阪市立田中小学校・教諭 佐伯 桂
5. パネルディスカッション~明日からできる心のケア~
日時:6月14日(金)14:00-17:00
会場:大阪教育大学天王寺キャンパス西館ホール
対象者:学校で子どもに関わる心理・教職員、福祉職など
参加費:会員及び非会員 3,000円
*https://va.apollon.nta.co.jp/jstss18_precon/よりお申し込みください。