『対人関係精神分析の技法:転移への取り組み方とdetailed inquiry』 | 大阪府臨床心理士会

『対人関係精神分析の技法:転移への取り組み方とdetailed inquiry』

2019年07月09日(火)

追加情報

備考

 

日時:2019911()925() いずれも19:0021:30

 

講師:宮田 智基(関西カウンセリングセンター)

 

受講料:(2)一般7,000円 学生6,000

 

定員:30

 

会場:関西カウンセリングセンター 8階研修室(大阪市内)

 

申込:KIPPホームページからお申込みください。https://www.kippkyoto.org/セミナー-プラス-1/

 

 

 

内容:

 

1日目は、対人関係精神分析の中心的技法である『detailed inquiry(詳細な質問)』についてお話をします。『detailed inquiry』では、単なる情報収集を目的とはせず、クライエントの好奇心を喚起して体験探索に誘い、クライエントの情緒体験をともに吟味し、共有していくプロセスを重視します。そのために、どのようなポイントを、どのような言葉で尋ねてゆけばよいのかについて考えてみたいと思います。

 

 2日目は、「転移への取り組み方」を中心にお話をします。『detailed inquiry』が最も重要になる局面は、今、ここでの「転移・逆転移状況の吟味」であると言えます。自らの逆転移感情をもとに面接関係で何が起きているのかを吟味し、『detailed inquiry』をしながらクライエントの中核的な葛藤や情緒、対人関係のパターンを共同で探索していきます。そして、『解釈』をしてセラピストの理解を伝えたり、時にはセラピストの逆転移感情を開示したりすることもあるでしょう。そうした「転移への取り組み方」について考えてみたいと思います。

 

 なお、本セミナーは、2年前にKIPP精神分析セミナー・プラスで行ったものと同じ内容です。