研修会情報 | 大阪府臨床心理士会

研修会情報

追加情報

開催日程
無期限
会場
オンライン
テーマ
アーカイブ視聴「子どもの行動アセスメントと効果的でシンプルなアプローチ」
備考

アーカイブ視聴「子どもの行動アセスメントと効果的でシンプルなアプローチ」

■概要

 子どもの発達支援や教育関係の現場では、ときとして子どもの取る行動に大人が悩まされてしまうことがあります。そんな場合、どう対応すればいいのでしょうか。寄り添っても解決しないし、行動分析学はなんだか難しそうなうえ、周りの理解も得られにくい。。。

 実は、行動分析学を活用するのは難しいことではなく、むしろシンプルなんです。行動分析学の用語はありますが、基本的な知識だけでも出来る事がたくさんありますし、それでも効果は十分に出ます。

 そこで大切になってくるのがアセスメントです。特に子どもの臨床で行動分析学を活用する際は「発達」という視点を持たないと「なぜこの行動が起こるか」がわからないので介入しても思ったような結果が得られなかったり、ときにはアセスメントが複雑になってしまう事もありますし、介入が逆効果になる事もしばしば起こります。

 このセミナーでは、子どもの行動に伴う問題を、いくつかのパターンにわけて紹介し、その中でどう行動を読み解いて介入するかを、なるべく専門用語を使わずにお伝えします。

*ネット回線の問題から講義中の講師の顔は非表示となっています。

*また、これもネット回線の問題から一部の音声が途切れがちとなっています。

■レジュメの一部

https://s-office-k.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/semi-child-behavior-assessment-resume-image.jpg

■セミナーの様子の一部

https://www.youtube.com/watch?v=XrdnBc419nE

■本セミナーで学べること

・行動分析学を学ぶための切り口と基礎知識

・発達心理学や発達障害の基礎知識

・行動の分析だけでなく、行動がどう発達していくかのプロセス

・発達心理学と行動分析学の活用方法(事例)

■講師

腰英隆 先生

 資格:臨床心理士、公認心理師

 経歴:大学院修了後、引きこもりの社会復帰支援、中学校の相談員、障害者支援施設などを経て現在、児童発達支援と放課後等デイサービスの管理者や複数店舗のマネジメントをしています(20243月現在)。年間500ケース程度を行いながら、関係機関との連携、検査、保護者面談、幼・保園のコンサル、人材育成など幅広い業務を行っています。特に、入所施設での勤務経験より幼少期からの専門的なサポートの必要性を強く感じ、今の仕事を行っています。

■収録時間

5時間00

■アーカイブ視聴期間

無期限

■参加費

5,000

体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。

・支払い方法は銀行振込、コンビニ払い、クレジットカード払いがあります。

・自治体などで請求書払いが必要な方は このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までメールでご連絡ください。

■オンライン開催

アーカイブ視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかは以下のテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればアーカイブは視聴可能です。

https://vimeo.com/871296525

■参加資格

 臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生など。子どもの発達や発達障害、行動分析などに興味を持っていればどなたでも参加可能です。

■臨床心理士更新ポイント

臨床心理士の更新のためのポイントを2条(4)の項目(2ポイント)で申請する予定です。また、アーカイブ視聴でもポイント取得可能です。

■申し込み期日

無期限

■主催

()心理オフィスK https://s-office-k.com/

■その他のセミナーの一覧

https://s-office-k.com/professional/seminars

■詳細と申し込み

参加希望者は以下から申し込みください。

https://s-office-k.com/product/semi-child-behavior-assessment

追加情報

開催日程
ライブ:2024年 10月27日(日) 10時~16時/録画:2024年 10月28日~12月27日/ロールプレイ練習:2024年12月27日(金) 20時~21時
会場
本編:オンライン(ライブ+録画視聴)/ ロールプレイトレーニング:オンライン(ライブ)
テーマ
デモンストレーションで学ぶ、慢性・身体疾患への認知行動療法
備考
【内容】
慢性・身体疾患に対する認知行動療法を学ぶ機会は限られています。
本セミナーでは、慢性疾患や身体疾患に対する認知行動療法の基本的な面接態度から、各疾患におけるエビデンスに基づいた介入方法を学んでいただけます。特に、めまいや耳鳴に対する認知行動療法の実践方法と、その有効性を示すエビデンスについても深く掘り下げます。
また、講義だけでなく臨床実践に役立つワークやデモンストレーションを通じて学んでいただける内容になります。ぜひご参加ください。
 
【扱う症状】
・ 慢性疼痛
・ めまい
・ 耳鳴り
 
【セミナー時間】
本編:5時間
ロールプレイトレーニング:1時間(後日実施)
※ロールプレイは【ライブ+録画視聴+ロールプレイ】、【録画視聴+ロールプレイ】のどちらかのチケットをご購入頂いた方だけがご参加頂けます。
 
【会場】
本編:オンライン(ライブ+録画視聴)
ロールプレイトレーニング:オンライン(ライブ)
 
【日時】
ライブ:2024年 10月27日(日) 10時~16時/録画:2024年 10月28日~12月27日/ロールプレイ練習:2024年12月27日(金) 20時~21時
 
【申込締め切り】
ライブ:2024年10月26日18時まで
録 画:2024年12月26日18時まで
 
【受講料】
セミナー本編(ライブ/録画)  8,000円(税込)
セミナー本編(ライブ/録画) + ロールプレイトレーニング 10,000円(税込)
※すでに下記に入っておられる方は、本セミナーがプランに含まれているため、チケット購入不要です。ご注意ください。
・認知行動療法実践者養成研修2024 (年間プラン)
・オンラインコミュニティ「認知行動療法の学校/従来プラン(月額 2,000円 or 3,000円)
※オンラインコミュニティ認知行動療法の学校/リニューアルプラン(月額1,800円)の方は、本セミナーに4,000円で参加できます。
※認知行動療法の学校に入会を希望される方は下記URLからお願いいたします。
 
【講師】
姜 静愛
公認心理師・臨床心理士・新潟リハビリテーション大学医療学部リハビリテーション心理学専攻 助教
新潟大学院現代社会文化研究科 博士後期課程
著書:代替行動の臨床実践ガイド : 「ついやってしまう」「やめられない」の「やり方」を変えるカウンセリング,第13章:共著,北大路書房,2022 
不安症および関連障害面接マニュアル(ADIS-5):DSM-5に準拠した構造化面接,共著:翻訳箇所(病気不安症,身体症状症,アルコール使用障害,物質使用障害),北大路書房,2022
 
【対象】
心理支援者および大学生、大学院生
 
【臨床心理士ポイント】
本セミナーは臨床心理士ポイント申請予定です
※ライブ視聴・録画視聴どちらで参加されても対象です(2ポイント)
※ロールプレイトレーニングの参加有無は関係ありません
※2025年1月10日までに感想フォームに入力された方を申請予定です
 
【申込み方法】
Peatixよりチケットをご購入ください。
 
【主催】
株式会社CBTメンタルサポート
 
【お問い合わせ先】
株式会社CBTメンタルサポート
このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

追加情報

開催日程
2024年10月13日 他
会場
オンライン
テーマ
MBSR、およびマインドフルネスの治療・支援への応用フォーカスグループ
備考

マインドフルネスに関する2つの研修をご紹介します。

1、マインドフルネスストレス低減法(MBSR)
マサチューセッツ大学メディカルスクールのJon
Kabat-Zinn博士によって体系化されたセルフケアの教育プログラムです。近年、多くの心理療法でもコアな治療概念として取り入れられています。心理臨床に携わる皆さまにも、是非体験して頂きたい内容です。
詳しくはこちら https://tomominoda.com/mbsr-2/

2、マインドフルネスの治療・支援への応用フォーカスグループ
マインドフルネスを心理療法、診療、支援に応用している、または応用していきたい方におすすめのコースです。医療従事者に限らず、予防医療も含めて教育、産業分野でご活躍の各種専門家の方々もご参加頂けます。
詳しくはこちら https://tomominoda.com/mbm-fg/

講師
野田智美 PhD(臨床心理士/公認心理師/臨床神経心理士)
京都大学大学院医学研究科精神医学教室 研究員
MBSR講師(米国Brown大学 Qualified)

 

マインドフルネスに関してお話しした市民公開講座の動画がご視聴頂けます。

https://www.sumitomo-pharma.co.jp/sustainability/social/public_lecture/20240901.html

追加情報

開催日程
2024/12/15
会場
オンライン
テーマ
トラウマ療法
備考

この度、新たなトラウマ療法であるフラッシュ・テクニックのトレーニングを企画しました。

フラッシュ・テクニックは、クライアントがトラウマに直接向き合うことなく、その影響を和らげる革新的なトラウマ療法です。クライアントがトラウマ記憶に触れる準備ができていない場合や、限られたセッション時間でも、苦痛を感じることなく治療を進めることが可能です。肯定的な記憶に集中するため、治療がスムーズに進み、セラピストとの信頼関係も強化されます。

紹介動画

【最新のトラウマ療法フラッシュ・テクニックをお勧めする理由】臨床心理士・公認心理師 南和行

https://youtu.be/mp8xtabiVOg?si=MAVl7z9Xba1HdWF1

【最新のトラウマ療法フラッシュ・テクニックを学び一番良かったことは】博士(心理学)臨床心理士 牧野有可里

https://youtu.be/uSgpYkHuarc?si=cQOOgRcRDx3QY3lP

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【フラッシュ・テクニックの魅力】

トラウマ治療に取り組む中で、クライアント(以下cl)がトラウマに直面することを避けたがるのは当然の反応です。しかし、これが治療の進展を妨げることも少なくありません。そこで、clに無理な負担をかけずに治療を進めるための革新的な手法として、「フラッシュ・テクニック」が注目されています。

【フラッシュ・テクニックの基本理念と活用場面】

フラッシュ・テクニックは2017年にEDMRのトレーナーであるフィリップ・マンフィールド博士によって開発された新しいトラウマ治療法です。フラッシュ・テクニックは、もともとEMDRの準備段階のために開発されたものですが、エビデンスに基づいており、EMDR以外でもトラウマの訓練を受けた臨床家が使うことができます。

clがトラウマ記憶に直接向き合うことなく、その影響を和らげることができる方法です。この技法は、EMDRの補助的手段として開発され、特にセッションの時間が限られている場合や、clがトラウマ記憶に触れる準備ができていない時に非常に有効です。

【フラッシュ・テクニックの実施方法とクライアントへのメリット】

フラッシュ・テクニックはclのトラウマ記憶にフォーカスしないという点で、従来のトラウマ治療とは一線を画します。clは、肯定的な記憶やイメージに意識を集中することで、トラウマに関連する苦痛を感じることなく、治療を進めることが可能です。セラピストとしても、clが積極的に治療に参加しやすい環境を提供できるため、セッション全体がより和やかで前向きな雰囲気に包まれることが多いです。

フラッシュ・テクニックを使用することで、clのトラウマ治療が一層効果的で安全なものになるだけでなく、セラピストとしてもやりがいを感じることができるでしょう。

フラッシュ・テクニックはセラピーの新たなツールとして、clとの信頼関係を築きながら、より安全にトラウマ治療を進める一助となるでしょう。

【日時】

20241215 ()  9:00~18:00 (途中昼休憩あり)

オンライン開催@ZOOM2025131日、23:59まで録画視聴付き)

※お申し込みの全ての受講者方に後日動画をお送りします。

【参加費】

33,000円(早割価格11/1523:59まで)/

38,000円(通常価格12/1323:59まで)

後日視聴付きのため、原則、返金には応じられません。

【定員】

50名(当日受講)/100名(後日録画受講) 終了後から131日、23:59まで視聴ができます。

【内容】 

フラッシュ・テクニックについての概要

フラッシュ・テクニックがなぜ効果的なのか?

フラッシュ・テクニック・セッションのビデオ

参加者全員がフラッシュ・テクニックを体験するグループ練習

ボランティア参加者によるライブ・デモンストレーション

トラブルシューティング

質疑応答

【申し込み資格】

トラウマ治療の経験を持つ臨床心理士・公認心理師・医師

※臨床心理士の更新ポイントに申請予定

【講師】

フィリップ・マンフィールド博士

【主催】: 

日本フラシュテクニック・インスティチュート(FTI-J)

【お申込み先URL

https://peatix.com/event/4122608/view

【問い合わせ先】

カウンセリングルームすのわ 臨床心理士/公認心理師 南和行 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

カウンセリングオフィスペアベール 臨床心理士/公認心理師 加藤澄江 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

【受講者は以下のことができるようになります】

1不安な記憶の処理中にclの苦痛を軽減するのに役立つフラッシュ・テクニックの 3 つの側面を説明できる。

2フラッシュ・テクニックをエビデンスに基づいた介入として用いることを支持する最新の文献を説明できる。

3フラッシュ・テクニックのプロトコルの5つのステップを説明できる。

4フラッシュ・テクニックを行う際に、よく起こりうる5つの問題について説明できる。

【講師について】

フィリップ・マンフィールド博士はフラッシュ・テクニックの開発者である。フラッシュ・テクニックをEMDRの準備段階で使用するために2016年に開発、他の方法ではクライアントが取り上げたがらないような極めて不穏な記憶の処理を可能にする。過去6年間で、その有効性を裏付ける11の論文が発表されている。同僚のルイス・エンゲル博士とともに、フラッシュ・テクニックの紹介を5つの国内および国際会議で行い、米国だけでなく11カ国でウェビナーやワークショップを開催し、13,000人以上の臨床家をトレーニングしている。

ニーナ・ザドゥリアン - 心理学者、MAPSEMDRAAEMDRIAコンサルタント

オーストラリアで心理士として22年。地域医療や個人を含む様々な分野で、幅広い成人層と関わってきた。過去10年にわたり、主にEMDRを治療法とし、オーストラリアEMDR協会(EMDRAA)の認定プラクティショナー兼コンサルタント、EMDR国際協会(EMDRIA)の認定セラピスト兼公認コンサルタントでもある。2016年のフラッシュ・テクニックの開発以来、フラッシュ・テクニックの臨床と指導に携わっている。

追加情報

開催日程
2024年12月22日 (日)12:00~14:00(2時間)
会場
zoom(リアルタイム+2か月録画視聴あり)
テーマ
診断と見立て、診断基準
備考

医学的診断を行うのは精神科医ですが、精神医学に基づく見立てをもつことで、より適切な支援が行えるのではないでしょうか。しかし診断と見立てについて医師から直接学ぶ機会はあまりないかもしれません。本研修では、精神医療において豊かな経験をもっておられる岡野憲一郎先生にお越しいただき、精神科臨床における診断と見立てについて臨床現場での実践をご講義いただきます。この機会に、ぜひご参加ください。

 

講師:本郷の森診療所院長 岡野 憲一郎 先生 

(精神科医/日本精神神経学会認定 専門医・指導医)

 

内容 :なぜ診断学が有効なのか?

   診断基準を学習することのメリット

   診断基準を用いる上での注意  など

 

対象者:精神保健に携わるコメディカルにまつわる国家資格の有資格者、臨床心理士

※臨床心理士資格更新ポイントはつきません。

 

定員:250名

 

参加費:2,000円

 

主催:大阪・京都こころの発達研究所 葉

 

詳細:https://kokoro-you.com/2024/09/24/rabering/

 

お申し込み:https://you-info.jimdofree.com/

追加情報

開催日程
2024年10月20日~2025年1月
会場
Zoomによるオンライン研修
テーマ
統合的心理療法
備考

今年で9年目となる統合的心理療法の基本から発展的な内容まで、さまざまな切り口で学んでいただけるセミナーシリーズ。

今年は二人の講師が登壇する例年のパターンに加えて、体験学習なども交えて一人の講師からじっくり学べる回も含む全オンラインん開催ですので、3回。

臨床心理士の資格更新ポイントにもなります。

追加情報

開催日程
2024.12.10 (火)AM9:00~2025.1.10 (金)AM12:00(正午)
会場
オンライン
テーマ
恩賜財団母子愛育会 子どものこころ相談室オンライン研修セミナー動画(新動画+再配信)
備考
【主催】母子愛育会 子どものこころ相談室(旧:愛育相談所)
【開催日時】動画配信:2024.12.10 (火)AM9:00~2025.1.10 (金)AM12:00(正午)                     
【会場】オンライン(Zoom)
【対象】対象者:医師、心理士、小・中学校・幼稚園教職員、養護教諭、看護師、保健師、保育士、支援員など子どもに関わる専門職の方。また、上記資格取得を目指している大学生・大学院生。
【概要】
子どものこころ相談室では、下記の要領でオンライン研修セミナー(動画配信)を実施します。
詳しい概要につきましては、①~④のPeatix HPをご覧下さい。
 
【申込み方法・締切】
Peatix HPよりお申込み下さい。
 
【新動画】
①「ペアレント・トレーニングについて-その概要と考え方について-」
②「愛育版ペアレント・トレーニングの治療構造と毎セッションの構成」
 
*ただし、①は2023年に配信した動画と同一の内容になります
 
【再配信】
③「ADHDの子どもへの支援」
④「子どもと子どもにかかわる大人のストレスと対応 」
 
【問い合わせ】
子どものこころ相談室(平日9時~17時)
このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

追加情報

開催日程
・ライブ配信:2025年1月19日(日)10:00~16:00(昼休憩12:00~13:00) ・アーカイブ視聴期間:無期限
会場
オンライン開催
テーマ
心理職としてのアイデンティティの危機と当事者性
備考

オンラインセミナー「心理職としてのアイデンティティの危機と当事者性」

■概要

 心理職は心理学や臨床心理学を基盤にもつ専門職です。そのため、大学や大学院では心理学を学び、心理学の実験や実習を修め、専門的な知識と技術を習得します。これを専門性と言います。

 しかし、心理職は他の専門職と大きく違うところがあります。それは個々人のパーソナリティや個性、人間性、個人史、病理などの言わば当事者性が大きく業務に関わってくることです。心理職はユーザーの心や内面に関わりますが、その時に心理職は自身の心や内面をユーザーに差し出します。心と心が、内面と内面が触れ合うことで、心理臨床というクリエイティブな営みが生成します。そのため、専門知識・技術を身に着けることと同等に、時にはそれ以上に心理職は自身の心や内面、当事者性を高い感度で自覚しておく必要があります。

 こうした専門性と当事者性を合わせた上で心理職としてのアイデンティティは形成されますが、時にはこれが揺るがされることがあります。例えば、組織の中で一見すると心理職とは思えない業務を割り当てられることもあるでしょうし、苦悩するクライエントを前に心理職として何もできないという無力感を突き付けられることもあるでしょう。そうした時、心理職としてのアイデンティティは揺らぎ、危機に陥ります。

 専門性と当事者性の折り合い方や、心理職としてのアイデンティティの危機の乗り越え方には正解はありません。だからこそ、自身で葛藤し、苦悩し、道を切り開いていく他はありません。ただし、正解はありませんが、他の心理職がどのように乗り越えていったのか、もしくは乗り越えようとしているのかを知ることや、他者との対話は非常に参考になるでしょう。

 さて、このセミナーでは現役の心理職である4人の方々に、自身の当事者性やこれまでに陥った心理職としてのアイデンティティの危機といったパーソナルな話をしていただきます。つまり、そうした問題にどのように身を投じ、そして、どのように格闘し、それをどのように収めていったのかなどの等身大で、リアルな部分について語っていただきます。

 登壇者のみならず参加者の方々と一緒に、専門性と当事者性のバランスを取りながら、日々の臨床にどのように取り組んでいくのかについてディスカッションできればと考えています。何かを受身的に学ぶということよりも、参加者も自身を振り返り、積極的に自身のアイデンティティと当事者性に思いを巡らせることができるセミナーにしていくつもりです。

■本セミナーで学べること

・当事者性の取り扱い方

・心理職アイデンティティの立て直し方

・専門性と当事者性とのバランス

・パーソナルな部分の活かし方

・自己開示について

■講師

福地周子 先生

 所属:橿日会かしい心療クリニック、こころの相談室ねこのて

 資格:臨床心理士、公認心理師

 出身大学院:早稲田大学大学院教育学研究科、久留米大学大学院比較文化研究科臨床心理学系

 経歴:早稲田大学大学院で教育学修士取得後、久留米大学大学院にて臨床心理学を学びました。2002年から現在まで、橿日会かしい心療クリニックに勤務。2020年にこころの相談室ねこのてを開業し、心理職を対象にオンライン相談を提供している。

山下美佳 先生

 所属:心の海を味わう心理相談室 TAYUTAU

 資格:臨床心理士、公認心理師、生殖心理カウンセラー

 出身大学・大学院:長崎純心大学人文学部人間心理学科、長崎純心大学大学院人間文化研究科臨床心理学分野

 経歴:大学を卒業後、一般企業に数年在籍し、生殖医療における心理支援に興味を持ったことから大学院へ。「生殖医療で生まれた子ども達への発達的フォロー」が求められていると知り、大学院修了後は発達外来や療育施設、乳幼児健診の育児相談などに従事。2022年に生殖心理カウンセラーを取得。「生殖」という課題にどう貢献できるか、今できることを模索中。

梶原都香紗 先生

 所属:近畿大学病院心療内科・緩和ケアセンター

 資格:臨床心理士、公認心理師

 出身大学・大学院:京都文教大学人間学部臨床心理学科、京都文教大学大学院臨床心理学研究科

 経歴:不登校・別室登校支援、ひきこもり支援に従事した後、東日本大震災をきっかけに石巻赤十字病院に勤務し、緩和ケアやチーム医療の実践を行う。2019年より現職にて、緩和ケアセンターの心理職としてがん患者へのサポートを行っている。

北川清一郎 先生

 所属:()心理オフィスK

 資格:臨床心理士、公認心理師

 出身大学・大学院:関西大学大学院社会学研究科社会心理学専攻臨床心理学専修 修了

 経歴:大学院を修了後、精神科クリニック、教育センター、児童相談所、EAP、大学相談室などで勤務をした後、2015年に個人開業。精神分析をオリエンテーションにしている。

■日時

・ライブ配信:2025119日(日)10:0016:00(昼休憩12:0013:00

・アーカイブ視聴期間:無期限

■参加費

5,000

体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。

・支払い方法は銀行振込、コンビニ払い、クレジットカード払いがあります。

・自治体などで請求書払いが必要な方は このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までメールでご連絡ください。

■オンライン開催

・ライブ配信はZoomを用いています。

・アーカイブ視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかは以下のテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればアーカイブは視聴可能です。

https://vimeo.com/871296525

■参加資格

 臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生など。心理職としてのアイデンティティや当事者性などに興味を持っていればどなたでも参加可能です。

■臨床心理士更新ポイント

臨床心理士の更新のためのポイントを2条(4)の項目(2ポイント)で申請する予定です。また、アーカイブ視聴でもポイント取得可能です。

■申し込み期日

・ライブ配信に参加の方:2025119日(日)まで

・アーカイブ視聴を希望の方:無期限

■主催

()心理オフィスK https://s-office-k.com/

■その他のセミナーの一覧

https://s-office-k.com/professional/seminars

■詳細と申し込み

参加希望者は以下から申し込みください。

https://s-office-k.com/product/semi-identity-ownership

追加情報

開催日程
無期限
会場
オンライン
テーマ
DV被害者のための加害者との付き合い方の工夫と注意点
備考

無料アーカイブ視聴「DV被害者のための加害者との付き合い方の工夫と注意点」

■概要

 DV(ドメスティック・バイオレンス)とは親密なパートナー間で発生する身体的、精神的、経済的、性的な暴力です。加害者は暴力を用いることによって恐怖を植え付け、結果、被害者との間に支配と被支配の関係が成立してしまいます。そのため、DV被害者は抵抗することも、逃げることもできず、ただ、暴力を受け、被支配に居続けることを選択せざるをえない状況に追い込まれてしまいます。DV加害者は暴力を使い、支配しようとしてきますが、その手口は非常に巧妙だったり、強力だったりするので、巻き込まれないようにすることは大変難しいものです。

 本セミナーはそうしたDV被害者の方のために被支配に陥らない方法やDV加害者との付き合い方、対峙の仕方についてレクチャーする内容です。講師は長年、DV加害者に対するカウンセリングや心理療法、矯正指導をおこなってきた臨床心理士・公認心理師です。DV加害者臨床の現場から導き出された知見や方法についてお伝えし、DV加害者に今以上に支配されない方法について、支配に巻き込まれないための方法について講義します。

 なお、本セミナーではDV被害者がDV加害者とどのように付き合っていくのかについての内容となっており、DV加害者からの安全な離れ方や逃げ方については、非常に重要な部分ですが、今回はあまり触れられません。また、それと同様にDV被害者がトラウマを受け、自己否定的な認知の偏りに陥ってしまっていることへの改善法についても重要なトピックですが、今回は触れません。

■レジュメの一部

https://s-office-k.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/semi-for-dv-victim-free-resume-image.jpg

■セミナーの様子の一部

https://www.youtube.com/watch?v=xP8AOntYZHA

■このような方に向いています

DV加害者に苦しめられている被害者の方

・被害者の家族や友人

・過去にDVに苦しんできた方

■本セミナーで学べること

DVについての基礎知識

DV加害者の暴力性と支配性

DV加害者との付き合い方

DV加害者との適切な距離の取り方

■講師

石井 忠継 先生

 現職:()心理オフィスK

 資格:臨床心理士、公認心理師

 出身校:国際基督教大学大学院

 学会:日本心理臨床学会、日本ユング心理学会、日本臨床心理士会

 経歴:2013年より、DV加害者専門相談機関にてグループセラピー、加害者のための自助グループ、暴力克服ワークショップなどの実践に関わってきました。個人でも加害者臨床の実践を継続的に行っています。その他、児童相談所、教育センター、スクールカウンセラー、心療内科などでも豊富な心理臨床経験があります。

■収録時間

1時間30

■アーカイブ視聴期間

無期限

■参加費

無料

■オンライン開催

アーカイブ視聴はVimeoを用いています。視聴可能かどうかは以下のテスト視聴のページをご覧ください。映像と音声がうまく再生できていればアーカイブは視聴可能です。

https://vimeo.com/871296525

■参加資格

 一般の方を対象にしていますので、特に参加資格は問いません。DVに苦しんでいる方、DVに苦しんでいる方の家族や友人、過去にDVに苦しんできた方、DVに興味関心を持っている方など、どなたでも参加可能です。

■申し込み期日

無期限

■主催

()心理オフィスK https://s-office-k.com/

■その他のセミナーの一覧

https://s-office-k.com/professional/seminars

■詳細と申し込み

参加希望者は以下から申し込みください。

https://s-office-k.com/product/semi-for-dv-victim-free

追加情報

開催日程
ライブ:2024年 10月12日(土) 10時~16時/ 録 画:2024年 10月13日~12月13日/ ロールプレイ練習:2024年12月13日(金) 20時~21時
会場
本編:オンライン(ライブ+録画視聴)/ ロールプレイトレーニング:オンライン(ライブ)
テーマ
デモンストレーションで学ぶ、依存症への臨床実践
備考
【内容】
本セミナーは、インターネット・アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症への臨床場面における 「動機づけ面接」 「CRAFT」 「リラプス・プリベンション(再発防止)」 について、デモンストレーションを通して陪席感覚で学んでいただけます。皆様ぜひご参加ください!
 
・講義パート
1. 依存症について
2. 動機付け面接(関わり方)のコツについて
3. CRAFT(家族介入)について
4. 再発防止について
 
・デモンストレーションパート
講義パート2,3,4ごとに、約20分~40分の模擬面接を行います。 そのあと、模擬面接の感想や疑問をシェアします。
 
 
【会場】
本編:オンライン(ライブ+録画視聴)
ロールプレイトレーニング:オンライン(ライブ)
 
【日時】
ライブ:2024年 10月12日(土) 10時~16時/
録 画:2024年 10月13日~12月13日/
ロールプレイ練習:2024年12月13日(金) 20時~21時
 
【申込締め切り】
ライブ視聴:2024年10月11日18時まで/
録画視聴:2024年12月12日18時まで
 
【受講料】
セミナー本編(ライブ/録画)  8,000円(税込)/
セミナー本編(ライブ/録画) + ロールプレイトレーニング 10,000円(税込)
※すでに下記に入っておられる方は、本セミナーがプランに含まれているため、チケット購入不要です。ご注意ください。
・認知行動療法実践者養成研修2024 (年間プラン)
・オンラインコミュニティ「認知行動療法の学校/従来プラン(月額 2,000円 or 3,000円)
※オンラインコミュニティ認知行動療法の学校/リニューアルプラン(月額1,800円)の方は、本セミナーに4,000円で参加できます。
※認知行動療法の学校に入会を希望される方は下記URLからお願いいたします。
 
【講師】
岩野 卓
北海道出身。
2009年 北海道医療大学大学院修士課程終了、依存症専門病院に5年間勤務(2009-2014年)
2016年, 同大学院博士課程修了、博士(臨床心理学)。
2016年から7年間、大分大学にて心理職の養成をする大分の精神科病院にも勤務し、県の依存症専門医療機関に指定されることに助力。 専門は認知行動療法、依存症臨床、健康心理学。初心者でも実施可能な依存症治療ワークブックをHPにて無料公開。
 
【対象】
メンタルヘルス支援者、支援者を目指す学生
 
【備考】
臨床心理士ポイント申請予定
 
【申込み方法】
Peatixよりチケットをご購入ください。
 
【主催】
株式会社CBTメンタルサポート
 
【お問い合わせ先】
株式会社CBTメンタルサポート
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