本会の紹介 | 大阪府臨床心理士会

大阪府臨床心理士会について

大阪府臨床心理士会は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会認定の臨床心理士による職能団体です。大阪に在住しているか勤務している臨床心理士を中心に構成されています。会員の資質と技能を高めるための研修を中心とした事業を行っています。

本会は各領域内での研修を活発に行うことを目的に、臨床心理士が主に活動している6領域に対応した部会制をとっています。現在はさらに研修委員会を設置して各部会の研修活動をマネージメントし、会員のみなさまにも活動がわかるよう広報を行っています。各部会の紹介は以下をご覧ください。

組織図

組織図

 

部会の活動

教育部会

 本部会は、幼稚園・認定こども園・小学校・中学校・高校・大学や教育センター・教育研究所等の教育機関で働く臨床心理士を中心に構成されています。教育領域の臨床心理士が相互に質を高めあい、臨床心理士間の交流を深めることを目的に、それぞれ領域で活動する運営委員が、課題を共有しながら、部会員を中心とした相互交流と研鑽を目的として、研修会を企画・運営しています。いじめや不登校などの生徒指導上の問題をはじめ、虐待や発達障害、さらには学校内で起こる事件や事故などを対象に、当事者(幼児、児童生徒、学生)やその家族及び教職員等に対する専門的な立場からの心理的援助や助言を主なテーマとして、活動を進めています。

 また、研修会情報をはじめとした教育に関する最新の情報を発信するべく、教育部会のメーリングリストを作成し運用を開始しております。今後も会員の皆様に有益な情報を発信してまいりますのでぜひご登録ください。
 教育に関係のある方だけでなく、”教育領域にご興味のある方”は、ぜひ教育部会への参加をお待ちしております。皆様と共に充実した研修を企画・運営してまいりますので、今後ともご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。

医療保健部会

 医療保健部会は、医療保健領域で働いている臨床心理士が中心となり、相互交流、研鑽、情報共有を目的に活動している部会です。現在約700名の方が登録しています。

 医療保健領域における臨床心理士の活動は、日々広がりを見せています。精神疾患や心身症を扱う精神科、心療内科はもちろん、リハビリテーションや緩和ケア、周産期や遺伝科などその領域は多岐にわたっています。また保健領域においては、保健センターや精神保健福祉センターといった公的機関を中心に、子育て支援や自殺予防の取り組み、依存症や引きこもりへの支援などを行っています。色々な領域で活躍されている先生方のニーズを満たせるような研修会を年3回開催しています。専門性の向上を図るとともに、会員同士の交流を深める機会になっています。
 医療保健部会では、メーリングリストを活用し、職場紹介『こんなところで働いています』を定期的に配信しています。様々な現場の実践や特色に触れられる機会を提供しています。他施設の取り組みを知り、自らの実践に活かすヒントが得られると好評の声をいただいています。
また、資格取得から5年以内の方を対象にした新人研修会を毎年開催しています。現場での実践に即した内容を通じて、孤立せず安心して業務を行うことができるよう支援しています。
 医療保健の現場で働く臨床心理士が、つながりを感じながら成長していけるような活動を今後も大切にしていきます。

司法・矯正部会

 司法矯正部会は、非行や犯罪、児童虐待、ドメスティックバイオレンス、いじめなどの問題に対して、臨床心理学の専門性を発揮しながら、それらの予防と解決、被害者への心理支援、加害者への再犯防止のための心理教育、その他広く司法矯正領域の事案に対応するための知識と技術を研鑽する機会を提供することを目的に活動しています。

 司法矯正領域では関係する法律を理解した上で多くの専門機関、専門家が連携・協働しながら個々の事例に対応していくことがとりわけ強く求められます。連携をスムーズに行うためにも、心理臨床家としての専門性や強み、そして限界についても熟知しながら、他職種の専門性への見識を深めていくことが大切になります。

 当部会では、司法矯正領域における臨床活動の性質を考慮しながら、実り多い研修会を企画、実施できるように理事、運営委員一同努めてまいります。ご興味をお持ちの先生方はぜひご参加ください。

福祉部会

 福祉部会には現在、会員約550名が所属し、その職域は福祉施設、相談機関、自治体など幅広く、職務内容も各種相談、心理査定、支援計画策定・実施、アウトリーチなど多岐にわたっています。支援対象も、児童・障がい児者・高齢者と幅広いのが特徴です。福祉臨床のありかたは、法律や制度の変化、支援方法の変化にともなって、常に変化し続けていますが、一人職場や非常勤職場も多く、不安を抱えながら仕事をされている方もおられます。

 福祉部会研修会を通じ、知識や情報の共有はもちろん、お互いの業務や職場の情報を知り合う機会にしていただき、今後ますます必要とされる多職種連携のあり方や心理職として実際の現場ですぐに役立つアイディアについて、ともに学び合いましょう。研修会の企画・運営などは運営委員会を中心に行なっており、現在は年3回の運営委員会の中で、およそ年間3本の研修企画運営を進めています。これまで発達検査についての研修をはじめ、発達支援、高齢者支援、虐待予防、依存、自殺予防、ひきこもり支援、グリーフケア、ストレスマネジメントなどのテーマを扱ってきました。

 今後も時流や現場の要望に沿ったトピックを扱いたいと思いますので、会員のみなさまの運営委員会への積極的なご参加、ご協力をお待ちしています。

私設相談部会

 私設相談部会は、地域で開業している心理臨床家や、小規模な相談室等に従事している臨床心理士が中心となり、臨床実践に関する情報交換と研鑽を目的に活動している部会です。現在60名ほどの小規模な形で動いています。個人開業や少人数体制の相談機関で活動する臨床家にとって、日常的に他の専門家と交流する機会が限られ、孤立感を抱きやすい状況が生じやすくなります。当部会では活動当初より横のつながりを築き、相互に臨床の知見や経験を共有できる場として本部会が機能しています。トレンドの理論や制度に関する情報提供、経営上の工夫など、実践的なテーマを中心に、参加者同士がフラットな関係で学び合える雰囲気を大切にしています。現在は年数回の研修や交流会を実施しており、継続的に刺激し合える場が作れるよう工夫しています。開業・私設というフィールドに関心のある方、またオリエンテーションの垣根を超えて臨床を深めたい方は、ぜひご参加ください。共に支え合いながら歩む仲間を歓迎します。

産業部会

 産業部会は、事業場内産業保健スタッフやEAPプロバイダー、人事・労務担当者、研究者など多様な立場の方々が集まり、働く人・組織のこころを支える知識・スキルについて情報交換及び研鑽をする部会です。個人の支援にとどまらず、制度づくりや管理職教育といった組織への介入を通じて、より良い職場環境づくりについて学び合っています。

 現在は年3回、産業・組織における心理支援に関する研修を実施しており、衛生やハラスメント防止、DX対応、オンラインでのマナーなど、現場で役立つテーマを基本から応用にわたり扱っています。産業領域に主に携わる臨床心理士は全体の約5%と少数ですが、「働くこと」に関心のある方なら、どこかでこの分野とつながっています。ご自身の働き方にも目を向けながら、一緒に学んでいきませんか?ご参加をお待ちしています(ご興味をお持ちの方は産業担当理事までご一報ください)。